FEB. 2017



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    マーキー上院議員ら2人の民主党議員は1月24日(2017年)、「核兵器の先制攻撃を規制する法案」を提出しました。これにはペリー元国防長官も署名しています。

 トランプ大統領は、選挙中から「核兵器競争歓迎」「日韓も核武装を」などと発言、核兵器廃絶を求める世界の声に挑戦してきました。

  アメリカではいま、大統領が自由に核攻撃命令を出すことができます。この法案は、その命令は議会の承認をえなければならないとするものです。

 妄想ともいえる発言を繰り返すトランプ大統領に、核攻撃のボタンをまかせるわけにはいかない――。このような法案を必要とすること自体が、トランプ政権の深刻な危険性をあらわしています。

  世界で、アメリカで、核兵器廃絶を訴える声の高まりが求められています。

  アメリカでトランプ政権が出発したことし2017年は、国連で「核兵器禁止条約」をつくる交渉が始まる年でもあります。この動きは国連でも初めてのもので、昨年10月に世界の123カ国が賛成して始まりました。賛成国の多くは、大国がひきいる軍事同盟に加わらない非同盟諸国です。

  最初の会議は3月27日から31日、ニューヨークでおこなわれます。

  日本の被爆者は昨年から「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)にとりくんでいます。集まった署名を国連にとどけ、「核兵器禁止条約」交渉にパワーをあたえたいという思いからです。

  被爆者の行動に呼応した青年たちは、ヒバクシャ国際署名キャンペーンをたちあげています。

  あなたもぜひ参加してください。以下のサイトでインターネット署名ができます。

  サイト http://hibakusha-appeal.net/index.html












署名要旨

   人類は今、破壊への道を進むのか、命輝く青い地球を目指すのか岐路に立たされています。

    1945 年8月6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は、一瞬に広島・長崎を壊滅させ、 数十万の人びとを無差別に殺傷しました。真っ黒に焦げ 炭になった屍、ずるむけのからだ、 無言で歩きつづける人びとの列。生き地獄そのものでした。生きのびた人も、次から次と倒れていきました。

   70年が過ぎた今も後障害にさいなまれ、子や孫への不安のなか、私たち は生きぬいてきました。もうこんなことは、たくさんです。 沈黙を強いられていた被爆者が、被爆から 11 年後の 1956 年 8 月に長崎に集まり、日本 原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を結成しました。そこで「自らを救い、私たちの体験を通して人類の危機を救おう」と誓い、世界に向けて「ふたたび被爆者をつくるな」と 訴えつづけてきました。被爆者の心からの叫びです。

    しかし、地球上では今なお戦乱や紛争が絶えず、罪のない人びとが命を奪われています。 核兵器を脅迫に使ったり、新たな核兵器を開発する動きもあります。現存する1万数千発の 核兵器の破壊力は、広島・長崎の2発の原爆の数万倍にもおよびます。

    核兵器は、人類は もとより地球上に存在するすべての生命を断ち切り、環境を破壊し、地球を死の星にする悪魔の兵器です。 人類は、生物兵器・化学兵器について、使用・開発・生産・保有を条約、議定書などで禁じてきました。それらをはるかに上回る破壊力をもつ核兵器を禁じることに何のためらいが 必要でしょうか。

      被爆者は、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求め ます。 平均年齢80歳を超えた被爆者は、後世の人びとが生き地獄 を体験しないように、 生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したいと切望しています。

      あなたの家族、すべての人びとを絶対に被爆者にしてはなりません。あなたの署名が、核兵器廃絶を求める何億という世界の世論となって、 国際政治を動かし、命輝く青い地球を未来に残す と確信します。あなたの署名を心から訴えます。

  2016 年 4 月

 (よびかけ被爆者代表 ) 坪井直、谷口稜曄、岩佐幹三【以上、日本原水爆被害者団体協議会 ( 日本被団協 ) 代表委員】 田中熙巳【日本被団協・事務局長】、郭貴勲【韓国原爆被害者協会・名誉会長】 向井司【北米原爆被害者の会・会長】、森田隆【ブラジル被爆者平和協会・会長】 サーロー・セツコ【カナダ在住】、山下泰昭【メキシコ在住】