APR. 2016



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 ニューヨーク・タイムス紙3月8日付(左)は、無人攻撃機(ドローン)によってソマリアの「約150人のテロリストを殺した」という米国防総省発表を報道しました。この記事は、すべて米軍サイドからのもの。同様の記事は、ワシントン・ポスト紙や、イギリスのガーディアン紙などでも報道されています。

 「150人という大量殺害なのに、いったい誰が殺されたのかなど、米政府は何も明らかにしていない。テロリストだという証拠も示していない」と批判するのは、ジャーナリストで弁護士のグレン・グリンウォルド氏です。「大規模な事件であるにもかからわず検証がまったくなされず、『悪者をやっつけただけ』という子どもだましの正当化を米国民に押し付けている」(*)

 このような「秘密攻撃」は、オバマ政権のもとで世界の7カ国にたいしておこなわれ、とくにアフリカ諸国での動きが激しいといいます。ソマリアにたいして米国は宣戦布告をしておらず、米国人にたいする差し迫った危険があったという証拠もありません。

 「米政府は『米国が悪者と指定した国にはいくらでも軍事攻撃していい』という無法な態度を続けている。とくにいま大統領選挙の最中でもあり、遠いソマリアの出来事に米国民は関心をもたない、という現実がある。米国では、大統領が『法律や手続き、説明義務、証拠などにとらわれず、どこでもだれでも殺していい』ということが当たり前になっているのだ」(グリンウォルド氏)

  同じニューヨーク・タイムス紙は、昨年4月23日付の記事で「ドローン攻撃によって殺害された多くの人びとは、米国政府のターゲット・リストにさえ載っておらず、名前もわからないのが現実だ」とリポートしています。

(*)"Another Mass killing-U.S. Slaughter 150 People In Somalia: Information Clearing House", By Glenn Greenwald




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